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クラミジアにジスロマックは有効なのか

2019年08月29日
多様な薬を持っている人

クラミジアは性病の一種で、クラミジア・トリコマティスという細菌による感染症です。
特に現代では若者を中心に流行しており、性感染症の中でも最も流行している病気です。
これは、性行為の若年化によるものと思われます。
クラミジアの感染を拡大させないために、コンドームの使用など適切な予防が必要です。
もし感染してしまった場合は適切で早急な治療が必要となります。
感染すると、男性は尿道炎や精巣上体炎など、女性は子宮頚管炎、卵管炎などを引き起こします。
特に女性は、子宮頚管炎からさらに上行性に感染を起こし、不妊症につながることもあり、注意が必要です。

クラミジアには抗菌薬が有効で適切な抗菌薬の服用で治ります。
従来は、通常7日間の継続的な抗菌薬の服用が必要でした。
症状が軽くなっても服用を中止すると自覚症状が無くても無症候感染が継続することがあるからです。
無症候感染が継続すると、自覚症状がないため性行為による2次感染の恐れもあります。

しかし、2004年からアジスロマイシン(ジスロマック)が使用できるようになり、1回の服用だけで、治療ができるようになりました。
ジスロマックはマクロライド系の抗菌薬で、クラミジアや淋病などの性病に使用されます。
また、抗菌薬として、風邪や歯痛などの治療にも有効ですが、特にクラミジア治療の第一選択薬として使用されています。
これは、ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンが、体内に感染した病原菌に対して1週間~10日間ほど継続して作用し病原菌を退治するからです。
クラミジアの症状が軽ければ、ジスロマックを一度飲めば治療は終わります。

病原菌を継続して徹底的に退治するジスロマックはクラミジアに有効です。
しかし、投薬の3~4週間後にクラミジアの再発検査をする必要はあります。
ここで陰性であれば完治しています。
2次感染の防止や無症候感染を継続させないためには、この再検査は必ず受ける必要があります。
クラミジアの治療にはこの再検査までの期間を含めて約1ヶ月を必要とします。

ジスロマックは治療の際どのように使われるのか

クラミジア・トリコマティスの治療薬としてのジスロマックには推奨されている飲み方があります。
それは、通常は一回の服用で済む飲み方です。
ジスロマック250mg錠の場合は4錠を1回飲みます。
ジスロマック500mg錠の場合は2錠を1回飲みます。
これは、ジスロマックが体内に感染した病原体に対して1週間~10日間ほど作用し続けるため、一回の服用で効果があるからです。

推奨されているのは一回での服用ですが、胃腸が弱くて下痢が心配などの人は3回に分けて飲む方法もあります。
多少効果は薄れますが、治療は問題なくできます。
この場合は、250mg錠×2錠または500mg錠×1錠を1日1回、3日連続で服用します。
ジスマロックの有効成分は一回に500mgを服用しなければ効果はないので、分けて飲む場合でも、必ず一回に500mg以上の摂取が必要となります。

クラミジアは淋菌感染症などとの混合感染も多く見られます。
ジスロマックは淋病にも有効ですが、混合感染は淋菌だけとは限らないため、医師によく相談してそれぞれの感染症に適切な薬を服用することが必要となります。
ジスロマックはジェネリック薬品もあり、服用の方法と効果は同じです。
又、通販でも購入でき、自分で治療もできますが完全に治癒したかどうかの検査は必ず受診しましょう。

若者を中心に広がりを見せているクラミジアですが、やはり正確な知識を把握することと適切な予防が感染の拡大を防ぐには重要です。
特に、クラミジアは無症候感染の割合が多い病気です。
知らないうちに感染している場合も多くありますので、性行為の時にはコンドームを使用するなど、確実に予防してください。
又、もし感染したらパートナーも感染している可能性が高いので、併せて検査・治療を行うようにしましょう。