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アジスロマイシンに含まれているジスロマックとは

2019年08月23日
薬と瓶を持っている男性

ジスロマックはクラミジアや歯周病治療などに幅広く用いられているマクロライド系の抗生物質です。
ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンは、非常に安全性が高いことが証明されています。
先発医薬品として婦人病や歯科治療の際に、短期間服用することで効果が得られることから多用されて来ました。
現在は特許期間が切れて後発医薬品(ジェネリック医薬品)のアジ―が販売されています。

ジスロマックは、主成分にアジスロマイシンを使用しており、その特徴として挙げられる一番は病原菌の蛋白合成を阻害する働きをし、病原菌の増殖を抑える作用があるという点です。

例えば、歯科医院で治療の場合歯周病疾患の悪化によって歯茎に細菌が感染し、膨張して痛みを伴うことがあります。
この場合は腫れている部分を切開し、殺菌作用のある薬液で消毒して細菌の増殖を阻害することで沈静化を待ちます。
その後、状態が落ち着けば抜歯などの処置に移行するわけですが、まずは切開後にジスロマックを投与するケースが多いのです。

ジスロマックの成分アジスロマイシンは、従来薬と比べて体内への吸収がよいというメリットがあります。
1日1回3日間の服用するタイプのお薬で、これまで違う種類の抗生物質を投与する場合は、1日3回毎食後に服用する必要がありました。
ですが、ジスロマックの場合は1回に2錠服用するものの、1日1回でよいため、胃腸への負担が軽減されるのです。
3日間同じ時間に毎日服用して1週間の殺菌作用効果が持続することが最大の特徴と言えます。
胃腸が弱い人は食後2、3時間あけてから服用することをおすすめします。

また内科や歯科で一般的にはペニシリン系の抗生物質が多く使われますが、ジスロマックのアジスロマイシンは、アレルギー反応を起こすことが少ないため、アレルギー体質の人にも用いられます。
副作用も少なく、仮に症状が出ても下痢などの比較的軽度な状態が短期間起こるくらいです。

マクロライド系にはどのような効果があるの

マクロライド系の抗生物質を使用する症例にマイコプラズマ肺炎が挙げられます。
肺炎マイコプラズマという細菌に感染して起こり、4年に1回ほどのペースで流行していたのですが、近年では周期に関係なく流行する傾向です。

感染症は病原菌の蛋白合成が引き金となって起こるのですが、細菌が原因となり発症する感染症に至るまで、一定の経緯を経る必要があります。
まず病原菌が感染した部位でたんぱく質を合成し増殖することが不可欠です。
その結果として、感染部分が炎症を起こし、化膿して痛みを伴ったり、場合によっては発熱などの症状も現れます。
すなわち、病原菌を増やさないようにすることが最も大切なことになるのです。

その病原菌を増やさないためにも、ジスロマックのさらにもう一つの特徴として、病原菌のたんぱく質合成を邪魔する働きをすることが特筆できます。

梅雨や夏場に多く発生する食中毒にもマクロライド系のジスロマックは有効です。
食中毒は黄色ブドウ球菌が原因で発症しますが、黄色ブドウ球菌は、例えばケガなどにより傷口が化膿している時は繁殖力が強いので要注意です。
また、ケガをしていない健康な状態のときでも、手や指・鼻・のど・耳・皮膚などの場所に幅広く潜伏しています。
驚くべきことに健康な人でも20~30%が保菌者であるという報告もあるのです。

食中毒はあらゆる食べ物が原因になることが考えられます。
その理由としては料理する人の手を必ず介在するためです。
おにぎりやサンドイッチなどの手作り弁当は嬉しいものですが、空調の効いていないところで保管しておくとブドウ球菌はあっという間に増殖してしまいます。
その危険を避けるためにも丁寧な手洗いはもちろんですが、ラップやビニール手袋を使って調理すると安全でしょう。